離婚理由の第一は、妻・夫とも「性格の不一致」
今年はコロナ禍で、結婚を延期された方が多いようです。コロナ離婚は実数としては増えていないようですが、コロナ禍で離婚予備軍は増えているかもしれません。
離婚に至るケースの約90%が話し合いによる協議離婚ですが、残りの10%が調停や裁判による離婚です。
離婚の理由はどんなことがあげられるでしょうか。
下記に挙げるのが、調停・裁判を申し立てた夫・妻別の離婚動機です。(複数回答在り)
妻・夫とも、第1位が「性格が合わない=性格の不一致」です。
妻側の離婚申し立て理由
- 性格が合わない
- 生活費を渡さない
- 精神的に虐待する
- 暴力をふるう
- 異性関係
夫側の離婚申し立て理由
- 性格が合わない
- 精神的に虐待する
- 異性関係
- 家族・親族との折り合い
- 性的不調和
妻側の場合は、2番目以降は「生活費を入れない」「精神的に虐待する=モラハラ」「暴力をふるう=DV」などいづれも、経済的・精神的・肉体的虐待によるものです。夫側は、「性格が合わない」と性格の不一致がダントツ1位となっています。それ以降は、妻・夫でだいぶ傾向が違ってきます。あくまでも、それぞれの「言い分」となるので、現実は多少違っているかもしれません。女性側からの「精神的に虐待する」が目立ちます。
また、一定数「家族・親族との折り合い」「同居」など親族との付き合いや嫁姑、介護などが問題となる場合も少なくないようです。親の年齢が上がると、同居や介護問題は重くのしかかってきます。
では、ある意味、結婚相手に求める条件は、この離婚理由と逆を求めればいいかもしれません。
やはり、一番大事なのは性格が合う・波長が合うということです。生活の中で、一つでも何か共通点、例えば、笑いのツボや、共通の趣味、食べ物のし好など、共通点が多いほど、うまくいく可能性が高い。結婚には、ときめきよりも、心の安定、感性や感覚が似ていることが大切なのかも。
次に、大切なのは、経済的な安定。友達どうして、「愛」と「お金」どっちを取る?なんて会話したことありませんか?(ずっと前の若い頃にはそんな会話よくしていました・・・なつかしい。)
今になって言えるのは、両方大事。経済的な安定と心の安定は、両輪ですね。
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