離婚理由から見る長続きする結婚の条件

Family 家族

離婚理由の第一は、妻・夫とも「性格の不一致」

今年はコロナ禍で、結婚を延期された方が多いようです。コロナ離婚は実数としては増えていないようですが、コロナ禍で離婚予備軍は増えているかもしれません。

離婚に至るケースの約90%が話し合いによる協議離婚ですが、残りの10%が調停や裁判による離婚です。
離婚の理由はどんなことがあげられるでしょうか。

下記に挙げるのが、調停・裁判を申し立てた夫・妻別の離婚動機です。(複数回答在り)

妻・夫とも、第1位が「性格が合わない=性格の不一致」です。

 

出典:「令和1年 司法統計婚姻関係 申し立て動機別」よりFPブライト作成 

妻側の離婚申し立て理由

  1. 性格が合わない
  2. 生活費を渡さない 
  3. 精神的に虐待する 
  4. 暴力をふるう   
  5. 異性関係    

夫側の離婚申し立て理由

  1. 性格が合わない
  2. 精神的に虐待する
  3. 異性関係
  4. 家族・親族との折り合い
  5. 性的不調和

妻側の場合は、2番目以降は「生活費を入れない」「精神的に虐待する=モラハラ」「暴力をふるう=DV」などいづれも、経済的・精神的・肉体的虐待によるものです。夫側は、「性格が合わない」と性格の不一致がダントツ1位となっています。それ以降は、妻・夫でだいぶ傾向が違ってきます。あくまでも、それぞれの「言い分」となるので、現実は多少違っているかもしれません。女性側からの「精神的に虐待する」が目立ちます。

また、一定数「家族・親族との折り合い」「同居」など親族との付き合いや嫁姑、介護などが問題となる場合も少なくないようです。親の年齢が上がると、同居や介護問題は重くのしかかってきます。

では、ある意味、結婚相手に求める条件は、この離婚理由と逆を求めればいいかもしれません。

  1. 性格が合わない  ⇒ 性格が合う、波長が合う
  2. 生活費を入れない ⇒ 経済的に安定・借金しない
  3. 精神的に虐待する ⇒ 優しい
  4. 暴力をふるう   ⇒ NG 暴力
  5. 異性関係     ⇒ 浮気をしない

やはり、一番大事なのは性格が合う・波長が合うということです。生活の中で、一つでも何か共通点、例えば、笑いのツボや、共通の趣味、食べ物のし好など、共通点が多いほど、うまくいく可能性が高い。結婚には、ときめきよりも、心の安定、感性や感覚が似ていることが大切なのかも。

次に、大切なのは、経済的な安定。友達どうして、「愛」と「お金」どっちを取る?なんて会話したことありませんか?(ずっと前の若い頃にはそんな会話よくしていました・・・なつかしい。)
今になって言えるのは、両方大事。経済的な安定と心の安定は、両輪ですね。

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