ずいぶん、ご無沙汰しております。
こちら関西ではコロナ感染者は、ほぼ増えることなく落ち着いています。
とは言え、気温が上がっている中でも、街に出かけるとほとんどの人がマスクを着け、レストランでは人はまばら。自粛モードは健在です。「自粛」と「経済を回す」の両輪をうまく動かすというのが、改めて難しいと感じます。
50歳以上と、50歳未満では内容が違う！
先日、ハガキで「ねんきん定期便」が届きました。
毎年、誕生月に届く「ねんきん定期便」は、これまでの年金の加入実績や将来の年金額をお知らせするものです。とても大切なハガキなので必ずチェックして保管しましょう。
「ねんきん定期便」は50歳以上の人と、50歳未満の人ではその内容が違っています。
●50歳以上の人の場合は？
現在、加入している年金制度、つまりは、サラリーマンだったらサラリーマン、専業主婦だったら専業主婦、フリーランスだったらフリーランスとそのままの働き方を続けたと仮定した場合の、年金の見込額になります。より現実的な数値となりますが、今後の年収によっても違ってきますので、あくまでも目安額です。
●50歳未満の人の場合は？
これまでの加入実績に基づいて計算した年金額になります。なので、「少ない」と思われる方も多いかと思いますが、現時点での加入実績に応じたの年金額です。今後の年金加入については加味されていませんので、少なくてもご心配なく。
ねんきんネットに登録して詳細を確認！
「ねんきん定期便」のより詳細な内容は、インターネットの「ねんきんネット」に登録することで確認することができます。
ねんきん定期便が届いたら、ハガキに記載されている「お客様のアクセスキー」と年金手帳にある「年金番号」を準備して、「ねんきんネット」にアクセスしIDを取得します。
IDを取得しなくても、マイナンバーカードを利用して、マイナポータルからログインできるようになったようです。
「ねんきんネット」に登録すると、下記のような内容を知ることができて便利です。
●将来受け取れる年金見込額
●月単位の年金加入記録
●保険料の支払いや届け出漏れ
●電子版「ねんきん定期便」ダウンロード など
登録はスマホでも簡単にできます。アクセスキーの有効期限は、はがき到着後、3カ月なので、注意です。
また、働き方を変えた場合、例えば、専業主婦からフルタイムで働くなどの将来の増やせる年金額のシミュレーションもできます。
2,000万円問題など、不安なことが多い世の中ですが、まず、自分の年金額を知ることから始めることが大切ですね。
専業主婦やパートの方こそチェックを！
先日、40後半の女性から年金の質問を受けました。
若い時はアルバイトをしていて、結婚後しばらく専業主婦を続け、子供が小学校に上がってから130万未満のパートタイムを続けています。
このような働き方の方は多いかと思います。
今まで第2号被保険者（厚生年金加入）になったことはないので、年金額は満額で78万円になります。
その女性の感想は「なんとなく、年金は少ないだろうなって思っていたけど、実際の数字を聞くと、少なくてがっかりした・・・」とのことでした。「ねんきん定期便」もさらっと眺めて捨てていたようです。
これからは、「へそくり」をしっかりして自分年金を増やそうということになりました。働き方を変えることも、ありかと思います。まだ、年金受給まで15年以上ありますので遅くはありません。
「ねんきん定期便」は、国から「バースデーレター」だと思って念入りに確認してください。あまり、うれしい内容であることはないのですが、、、、。
写真；フリー素材ぱくたそ（www.pakutaso.com）
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